「かわいい」しか言いたくない

TOKYO MER第9話、ドラマの展開としては必然なのかもしれないのだけれど、ラストシーンにも次回予告にも希望がなさすぎて放送当日は枕を涙で濡らしながら眠りについた。本当に辛い。

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ここまでたくさんの時間と密度を経て、何にも揺るがされない思いでつながった強固な絆ができたと思った矢先にその思いの強さが逆手にとられて利用され、絆の過程も重みも知らないような輩から自分たちが大切に育ててきたものが「悪だ」「偽りだ」と罵られる…………

あまりにも理不尽すぎるこの展開に加えて、次回予告には「死者 1」の文字。ツバキの「わかってほしかったんですよ 世の中は不条理だって」という言葉。喜多見チーフの苦悶に満ちた表情。

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もうあかんやん。もしかしなくても待っているのは絶望やん。知らんけど。ほんとのことは見るまで知らんけど。

死者ゼロが俺たちの希望だったじゃん、それが崩れた世界で、スーパー戦隊が闇の組織に負けてしまった世界で、俺たちどうやって生きていけばいいの……………………

はあ、もうこんなこと、こんな気持ち、1秒だって抱えていたくない。私は何があってもどんな逆境でも最後にはどんでん返し、みんなを守って命を繋いでくれるMERが大好きなんだ。そんなMERチームのささやかな日常が大好きなんだ。

そうだ、私は希望に満ちた、かっこよくてかわいいヒーローMERが好き。MERを見るときはいつだって「ウオオ!MER最高ォ!」「喜多見先生かっこいい!」「音羽先生か~わいい!!」みたいな脊髄反射でできるような幸せコメントしかしたくない。

第9話冒頭。めちゃくちゃ幸せだった。絆が固まったあとのチームの日常として最高の理想形で、「この時間が永遠に続けばいいのに」の典型だった。

 

決めた。私は今週ここしか観ない。TVerの開始38秒から高輪先生から喜多見チーフに電話がかかってくる2分25秒までを狂うように繰り返し観て、その間「かわいい」しか言いたくない。夜の散歩中にふとそのシーンを思い出して「かわいい…かわいい………」ってつぶやきながら歩くアブナイ人になるまでMERの「かわいい」を浴びてやる。

 

以下、現実逃避の末「かわいい」しか言いたくないいち視聴者の脊髄反射。そんなもんてめえの脳内で済ませとけや、な方はブラウザバックしてもろて。

 

シリアスなBGMと喜多見チーフの掛け声ともにT01に入室する喜多見チーフ、比奈先生と夏梅さんの3人。そうか今回は手術シーンから…と思った途端に耳に流れる喜多見チーフの語尾に絶対にこちゃんマークついてるような声。

 

「こんなかんじだね~え!」

?!?!?!?!?!かわいい!!!!????

何?!手術室でなにが起こったの?!混乱してたら画面に映る子供たち。わあ~なるほどそっかあ見学会みたいなやつか、うんうん……………………………………………………………

 

神映像だ(確信)

 

一言目に加えて「それじゃ夏梅さんおねがいしま~す」という喜多見チーフの発声する音が心臓ぶち抜いてくる そうですよね、これまでも患者さんに聞こえていなくても「がんばれ」って心の底からあふれる願いとひたむきな熱であたたかい言葉をかけてきたひとが、どうしてこどもにも温かみをもって接することができないでしょうかいやできる(長い) そうして目線も接し方もこどもたちに近づける喜多見チーフ、意図してなくてもかわいいに決まってる。かわいい。

こどもというもうそこにいるだけで頬が緩んでくるかわいい存在を目の前にすれば人類皆かわいくなると誰かが言った。私だ。こどもたちの対応に散らばる比奈先生、夏梅さん、涼香ちゃん、みーんなみんな目じりが下がりきって口角は上がりきった満面の笑み、か~わいい…

「じゃ~あ、きたみせんせいからはひとつくいずだしまあ~す」

かわいい

「こう、体がばん!ってなる」

ばん……かわいい…

「このくらいの時もある…!」

優しい……かわいい……

「てえぶくろお~~~!」

?!んがわいいっっ!!!!!!!

なに…?きたみせんせいの正体はどらえもんだったのか…??そうかきっとそのてぶくろは四次元ポケットから出したんですね……MER了解…………

ここが山場かと思いきやまだ用意してんすよ……誰もが尊さのあまり胸を押さえてひれ伏すような「かわいい」を……………

 

 

シーン変わって涼香ちゃんと音羽先生の会話。もうこの2人のツーショがかわいいからな。これまでの2人に対してじっくり好きを育みすぎたせいでこのツーショ見ただけで動悸がとまらん。これからいったい何が始まるねん、こいよ全部受け止めてやんよ(震)

 

音羽先生は参加されないんですか?」

「私はMERを解体するために来たんです 子供たちに誇れるような仕事はしていません」

ひとりの音羽先生をみつけてのぞき込むように話しかけに行く涼香ちゃんかわいすぎるし「MERを解体するために来た」なんて今更何言ってんだよ音羽先生…もうその手のツンデレ通用しないから… 自分の気持ちもMERのためにしたことも全部その言葉とは逆の気持ちを示していて、通用しないことをわかっていながらもその言い訳使い続ける音羽先生世界ツンデレ選手権第一位おめでとうございます、今あなた最上級にかわいい

そして自分でもわかっている事実を「音羽先生は、MERを守ってくれたじゃないですか。」ていう涼香ちゃんの柔らかで優しくて尊敬と愛情がこもった言葉で再確認させられてしまう…なにこのかわいい空間……あんたせっせとかわいい墓穴堀りすぎやで音羽先生……………………

そしてトドメは涼香ちゃんの

「いちばんのヒーローですよ?」

グア!!!か!!わ!!い!!い!!!!!!

「ヒーロー」みたいな、普通の大人ならちょっと使うの躊躇しちゃう言葉を使って音羽先生への感情をさらりと表現しちゃう涼香ちゃんかわいい…………素直すぎる……………………

この夢見がちともとれる発言、普段の音羽先生ならバッサリ切り捨てるだろうけどなんせ相手は涼香ちゃんだからね、音羽先生のバックグラウンドや気持ちを理解して音羽先生の味方でいるとまっすぐに言い切ってくれたひとだからね………………そんなひとからのまっすぐな言葉、きっと嬉しいでしょう… 自分には絶対に持てないまっすぐさだからこそ音羽先生から見たら涼香ちゃんのそういうところってうらやましくも愛おしくもあると思うんだ…………は~あかわいいねえ…………

 

「こんどお礼に、またお菓子作ってきますね。何がいいですか?」

「いえ お構いなく」

うそつけやい!!!!!嬉しかったやろ!!知ってるぞ!!!!

どこまでもかわいい音羽ツン

そしてこの返事のあとそうかそうだよね、じゃあなんて聞けば…て作戦練る涼香ちゃんさいこ~~にかわいいよお…………

 

「じゃあ…好きな味とかは?」

別方向からの切り口見つけた!な涼香ちゃんかわいい。

そして言葉に詰まる音羽ツン、涼香選手と目が合いました!! そうだよね、ここまでまっすぐに来てくれたら断り続けるの悪いよね???さあこちらに渡せ!!お前の好きな味の情報を!!!!

 

「…………チョコですかね」

あ¥*?x#%@&$!?!?!?!?

「ふ~ん………チョコ好きなんですね♪」

くぁわいい泣泣泣

音羽先生からパーソナルな情報を聞き出せた嬉しさ、音羽先生に対する愛おしさ、全部にじみ出てる口調と笑みがほんとうにほんとうにほんとうにかわいい(泣)あんたの勝ちやで涼香ちゃん……………………

そのあとの「ふふ…」「なんですか」「いやなんか意外だな~と思って…」の会話も気絶するレベルにかわいい、遠くから収める会話ちゃう………いや近くで観てたら気絶じゃすまないから逆によかったのか、うーん……………………

そしてその様子を切なげに眺めるお兄~~~!!!もうお互いいい大人なはずなのに気にしてんのかわいいぞ!!!!ここぞとばかりににやにやして近寄ってくる比奈先生と夏梅さんもか~わいい、恋バナできゃっきゃする女子はいつの時代もかわいい

「そういうのやめてくださいよ、、」アセアセ喜多見チーフ………はあ、かわいい……………

 

 

 

 

 

 

 

ここで高輪先生から電話がかかってきて、最高に幸せな日常はおわり。わたしの脊髄反射かわいいタイムも終わり……。

ああ、やっぱりどうしたって辛い現実を見る時間はやってきてしまうのだな……

私の勝手な予想だと、もうこんな日常に戻りようもない出来事が起こってしまうと思っているのだけれど。。TOKYO MERチームがこれから降りかかる困難をどうにか乗り越えて、こんな日常がまた戻ってくることを合わせた手がへし折れるくらいに祈っている。

先週一週間は馬鹿みたいな話だけれどほんとにほんとに辛くって、「もう10話絶対見れない」と何度も思った。希望が絶望で染まるところなんて見たくなかった。

けれどそんな展開にはやっぱり意味があるはずで、ドラマもキャラクターも、それを全身全霊で表現する役者さんまで好きになってしまった私は、それらすべてが訴えかけてくれるであろうメッセージを受け取りたいな、と思った。

絶望を乗り越えた先に見出す「何か」を、しっかりと自分の感覚で感じ取りたい。

 

思いもかけず第10話を観る前の決意表明みたいになっちゃった笑こんなたくさん書くつもりでもなかったのに………やっぱ140文字足らんな………足らん……………

 

じゃあ、TOKYO MER第10話、今からいってきます!!!